壱岐市長選 白川氏 UIターン増掲げる、森氏 情報公開の徹底提案

持論を展開した白川氏(右)と森氏=壱岐の島ホール

 任期満了に伴う壱岐市長選(5日告示、12日投開票)を前に、立候補予定者2人が重点施策を語る「活性壱岐!討論会2020」(同実行委主催、米倉真吾委員長)が3日夜、同市郷ノ浦町の壱岐の島ホールであった。新型コロナウイルス感染症の影響により“無観客”での開催となった。
 立候補予定者は4選を目指す現職の白川博一氏(69)、元「壱岐しごとサポートセンターIki-Biz」センター長で新人の森俊介氏(35)。2人は実行委が用意した人口減少対策や水産資源の維持などのテーマについて、それぞれの施策を訴えた。
 人口減少対策について、白川氏は企業誘致などの実績をアピール。U・Iターン増や同市の知名度向上、子育て環境の充実などを掲げた。森氏は経営者としての経験を生かし、壱岐の魅力発信や、人手不足分野における若者の定着などを強調した。
 自由弁論で、白川氏は3期12年の実績や藻場の回復、郷ノ浦港などの施設整備を訴えた。森氏は新型コロナウイルス感染症への対策が急務とし、情報公開の徹底などを提案した。
 会場には2人のほか、実行委と報道関係者のみ入場した。討論会の模様は、地元ケーブルテレビが4日午後3時と同8時から放送する。

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