知らないと損をする英会話術(16):カタカナなのに英語では通じない世界の地名 

「プラハとウィーンに行ってみたい!」と外国人の友達に言ってみたら「ん?それどこ?」と通じていない様子。プラハやウィーンって英語では通じないの?今回は、カタカナなのに英語では通じない地名や名所をご紹介します!

地名って世界共通ではないの?

(C)Serban Bogdan/ Shutterstock.com

New Yorkはニューヨーク、Londonはロンドン、東京はTokyoと言うようにほとんどの地名は英語と日本語で同じ(もしくは限りなく似たような)表現で問題なく通じます。ところが、特に英語圏でない土地の場合、英語と日本語での地名の表現方法(発音方法)が違い、日ごろ使っているカタカナでの地名を言ってもまったく通じない!ということがよくあります。今回は、その代表的な国名、都市名また観光名所をいくつかご紹介します!

カタカナなのに通じない国の名前

(C)Tartila/ Shutterstock.com

まずはイギリス。こちらは鎖国時代にポルトガルから入ってきたInglez(イングレス)が由来と言われており、英語では「イギリス」ではまったく通じません。U.K.(ユーケー)もしくはGreat Britain(グレートブリテン)が正解です。England(イングランド)と言いたくなってしまいますが、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドも含めてイギリスなので、なるべくEngland(イングランド)、English(イングリッシュ)を避け、Britain, Britishを使うのがベター。

また、ドイツはGermany(ジャーマニー), インドはIndia(インディア)、ギリシャはGreece(グリース), ヨルダンはJordan(ジョーダン)など日本での呼び名では通じにくい国名がいくつもあります。

カタカナなのに通じない都市の名前

(C)Nok Lek/ Shutterstock.com

空港などで「行先はどちらですか?」と聞かれて「ウィーンです」と答えても英語ネイティブには通じません。オーストリアの首都ウィーンはVienna(ヴィエンナ)が正解。同様に英語では通じない旅行で大人気のヨーロッパの都市の例をいくつかご紹介します。

プラハ → Prague (プラーグ)

パリ → Paris(パリス)

ベネチア → Venice(ヴェニス)

フィレンツェ → Florence (フローレンス)

チューリッヒ → Zurich(ズーリック)

ミュンヘン → Munich(ミューニック)

実は、これらの違いは日本語での名称が現地の人達が実際に読んでいる呼び名を採用しているから。そのため、フィレンツェと言っても英語ネイティブには通じず「あぁ、フローレンスでしょ?」と指摘されたら「イタリアではフィレンツェが正しい呼び方だからね!」と堂々と教えてあげるといいでしょう。

また、最近ニュースでよく聞く武漢(ぶかん)は英語ではWuhan(ウーハン)と言います。

カタカナなのに通じない世界の名所、世界遺産

(C)prochasson frederic/ Shutterstock.com

都市名の際に説明した通り、名所や旧跡の名称もカタカナ表記の場合は基本的に現地での呼ばれ方に従ったものが多いため、英語としては通じないものも多々あります。大人気の世界遺産から、いくつか例をご紹介します。

コロッセオ → Collosseum(コッロセアム)

サンピエトロ寺院 → St. Peter’s Basilica (セイント・ピーターズ バジリカ)

エルミタージュ美術館 → Hermitage Museum (ヘルミテイジ ミュージアム)

カッパドキア → Cappadocia (カパドシア)

旅関連の世間話は英会話の練習としてもおすすめ!

「○○に行ってみたいな。」「○○に行ったらすごくきれいだった!」などの旅関連の話題は、身近な人ばかりではなく、知り合って間もない人や知らない人との世間話としてとっても重宝するネタです。日本語とは違う英語の地名を意識しながら旅の世間話を楽しんでくださいね!

[All Photos by Shutterstock.com]

© 株式会社オンエア