バーランダー&アップトン夫妻が週給を慈善団体へ寄付

日本時間4月5日、アストロズのジャスティン・バーランダーは自身のインスタグラムを更新し、レギュラーシーズンの開幕が延期されているあいだも得られる週給を、新型コロナウイルスの救援活動を手助けするために様々な慈善団体へ寄付することを発表した。バーランダーは、スーパーモデルでもある妻のケイト・アップトンと相談し、困難に直面する世界を手助けするために寄付を行うことを決めた。

バーランダーは「間違いなく、現在は世界中にとって極めて困難な時間だ。困っている人々がたくさんいる。病気との戦いの最前線にいる人もいれば、自宅にいることを強いられている人や職を失って食料や水といった生活必需品を必要としている人もいる。僕たちは給料を寄付することに決めた」とコメント。アップトンによると、バーランダー夫妻は毎週異なる団体に寄付をする予定であり、寄付先として選んだ団体の活動も紹介していくつもりだという。

バーランダーはさらに「もう少し待っていてほしい。最初の給料をもらったらすぐに最初の寄付先の団体を発表する予定だ」と今後の方針について語り、「みなさん安全に過ごしてください」とファンへのメッセージを残した。

メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開幕が延期となっている2020年のレギュラーシーズンについて、今後の運営方法に関してすでに合意に達しており、そのなかには試合がない期間の選手のサラリーに関する項目も含まれている。バーランダーは1日あたり4775ドル、60日間トータルで28万6500ドルを受け取る予定であり、これを毎週寄付することになる。

アストロズでは、バーランダー以外にも各選手が寄付などの社会貢献の動きを見せている。日本時間4月4日にはオールスター二塁手のホゼ・アルトゥーベと妻ニーナが球団の基金と協力し、子供に食事を提供している地元ヒューストンの慈善団体に6万食を寄付することを発表した。

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