松浦・調川公民館の新築工事起工 老朽化に伴い移転

起工式で工事の安全を祈願する友田市長=松浦市調川町

 現在の施設の老朽化に伴う「調川公民館」新築工事の起工式が3月30日、松浦市調川町の現地であり、工事の安全を祈願した。
 市が購入した旧炭坑の福利厚生施設跡地に新築移転する。新しい公民館は鉄筋コンクリート平屋で、延べ床面積約570平方メートル。三つの研修室に区切れる講堂(156平方メートル)や調理室、講座室、図書室などを備える。総工費は約2億6800万円。財源には電源立地交付金を充てる。
 起工式は新型コロナウイルス感染症の防止の観点から友田吉泰市長や工事関係者ら約30人だけで実施。友田市長は「新しい公民館が地域の生涯学習の拠点、地域の活力の要となることを期待する」とあいさつした。11月末完成、年明けの供用を予定している。

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