各球団の最年少本塁打記録保持者 アップトンは兄弟で登場

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、30球団の最年少本塁打記録保持者を紹介する特集記事を公開した。情報はエリアス・スポーツ・ビューローが提供するデータに基づいており、1900年以降が対象となっている。

現役選手で球団別の最年少本塁打本塁打記録を保持しているのは、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジュリクソン・プロファー(パドレス)、フアン・ソト(ナショナルズ)、ジャスティン・アップトン(エンゼルス)の4人。ゲレーロJr.は昨年5月14日(現地時間・以下同)に20歳59日、ソトは2018年5月21日にそれぞれメジャー初本塁打を放った。プロファーとアップトンは現在所属している球団の記録保持者ではなく、前者はレンジャーズ、後者はダイヤモンドバックスの記録保持者となっている。

メジャー全体の最年少本塁打記録は、トミー・ブラウンによる17歳257日である。1927年生まれのブラウンは、1944年に16歳でメジャーデビューを果たし、翌1945年8月20日にメジャー初本塁打を放った。1951年の途中までドジャースでプレイしたブラウンはその後、フィリーズとカブスに在籍し、メジャー通算31本塁打を記録。1951年の10本塁打がキャリアハイだった。

また、ダイヤモンドバックスの記録保持者であるアップトンの兄、メルビン・アップトンJr.も2004年8月17日に19歳362日でメジャー初本塁打を放ち、レイズの球団記録保持者となっている。メルビンは2002年ドラフト全体2位、ジャスティンは2005年ドラフト全体1位で指名されてプロ入りしており、「メジャー史上最高位でドラフト指名された兄弟」である。

なお、球団別の最年少本塁打記録は以下の通り。ちなみに、アストロズの記録保持者であるラリー・ダーカーは投手であり、球団史上最年少本塁打を放った1965年8月3日の試合で先発して勝利投手となっている。

オリオールズ:ウェイン・コージー(18歳173日/1955年6月17日)
レッドソックス:ジェリー・モーゼス(18歳289日/1965年5月25日)
ヤンキース:ボビー・マーサー(19歳117日/1965年9月14日)
レイズ:メルビン・アップトンJr.(19歳362日/2004年8月17日)
ブルージェイズ:ブラディミール・ゲレーロJr.(20歳59日/2019年5月14日)

ホワイトソックス:キャス・マイケルズ(19歳101日/1945年6月13日)
インディアンス:パット・シーレイ(20歳95日/1943年6月20日)
タイガース:タイ・カッブ(18歳279日/1905年9月23日)
ロイヤルズ:クリント・ハードル(20歳50日/1977年9月18日)
ツインズ:ジャック・カルボ(18歳359日/1913年6月5日)

アストロズ:ラリー・ダーカー(18歳315日/1965年8月3日)※投手
エンゼルス:エド・カークパトリック(18歳280日/1963年7月15日)
アスレチックス:ルー・マローン(18歳174日/1915年9月3日)
マリナーズ:ケン・グリフィーJr.(19歳140日/1989年4月10日)
レンジャーズ:ジュリクソン・プロファー(19歳195日/2012年9月2日)

ブレーブス:ビル・サウスワース(18歳329日/1964年10月4日)
マーリンズ:エドガー・レンテリア(19歳309日/1996年6月11日)
メッツ:エド・クレインプール(18歳162日/1963年4月19日)
フィリーズ:ジョニー・ラッシュ(18歳336日/1904年9月8日)
ナショナルズ:フアン・ソト(19歳208日/2018年5月21日)

カブス:ダニー・マーフィー(18歳21日/1960年9月13日)
レッズ:ピート・シュナイダー(19歳29日/1914年9月18日)※投手
ブリュワーズ:ロビン・ヨーント(18歳209日/1974年4月13日)
パイレーツ:ボビー・デルグレコ(19歳63日/1952年6月9日)
カージナルス:ディック・スコフィールド(18歳221日/1953年8月16日)

ダイヤモンドバックス:ジャスティン・アップトン(19歳347日/2007年8月7日)
ロッキーズ:ロベルト・メヒア(21歳100日/1993年7月23日)
ドジャース:トミー・ブラウン(17歳257日/1945年8月20日)
パドレス:ロベルト・アロマー(20歳85日/1988年4月30日)
ジャイアンツ:メル・オット(18歳138日/1927年7月18日)

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