山あいを泳ぐ壮観な『こいのぼり』 神崎郡神河町

 5月5日の「端午の節句」を前に、神崎郡神河町の総合レジャー施設「グリーンエコー笠形」では、およそ1000匹のこいのぼりが悠々と泳いでいる。

「グリーンエコー笠形」では、およそ1000匹のこいのぼりが悠々と泳いでいる

 およそ30年前に始まった恒例のこいのぼりイベント。子どもや孫が成長するにつれて使わなくなったこいのぼりが全国から寄付され、スタッフが修復することで大空と観る人の心を彩っている。今年は、北は東北の福島県、南は沖縄県まで全国から集まったそう。

 施設に続く道沿いには小さなこいのぼりが並び、山と山の間に張られた4本のケーブルには、大きな鯉のぼりがつるされている。その数は大小合わせておよそ1000匹。

 そして、昨年からは色鮮やかなパラソルも仲間入りした。

「グリーンエコー笠形」では、色鮮やかなパラソルも飾られている

 敷地内の6本のワイヤーにおよそ40本のパラソルが開いた状態でつるされ、太陽の光を浴びて美しく輝いている。晴れた日の青空とのコントラストに心を奪われる人が多いという。

 施設内のレストランは、こいのぼりとパラソルが一緒に見られるベストスポット。そのレストランでは「ニッポン全国鍋グランプリ2019」で優勝した「ゆずとろろすき焼き」も楽しめる。

 同施設の千葉支配人は「全国各地からたくさんの思い出を乗せたこいのぼりが天高く悠然と泳いでいる風景は壮大なスケールで、思い出になると確信している」と話す。

 こいのぼりの大遊泳は6月初旬まで。

※パラソルは6月以降も展示の可能性あり

「グリーンエコー笠形」では、およそ1000匹のこいのぼりが悠々と泳いでいる

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