「地域住民の期待と信頼に応える」 長崎県消防学校入校式で決意

力強く宣誓する川尻さん(手前)=大村市、県消防学校

 大村市森園町の長崎県消防学校で6日、第78期初任科生の入校式があり、県内10消防局・本部で採用された18~24歳までの48人が決意を新たにした。
 式は新型コロナウイルスの感染拡大を受け入校生と職員のみで実施。磯本憲壮校長は、新型コロナウイルスや東日本大震災などに触れ「救急業務など消防職員に寄せられる期待は大きい。誠意と情熱を持ち、世の中に貢献できる一員になってほしい」と激励した。
 入校生を代表し、佐世保市消防局の川尻航平さん(24)が「地域住民の期待と信頼に応える消防士となるよう勉学に専念する」と宣誓した。
 入校生らは9月まで、ポンプ操法や消防法などの実技や知識を学ぶ。同校では団塊世代の大量退職による新規採用の拡大で年間2期学生を受け入れていたが、採用が落ち着いたとして本年度から1期のみとなった。

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