長崎県内の公立小中学校で7日、入学式があった。新型コロナウイルスの感染防止策が取られる中、新1年生たちが学校生活をスタートさせた。
西彼長与町立高田小(宮本昭雄校長)は例年、体育館で開いている入学式を今年は風通しがいい運動場に会場を移して開催。新入生50人と保護者らは前後左右1.8メートル間隔で配置されたいすに座った。
宮本校長は「青空と満開の桜、教室にいる全校児童、職員で皆さんを歓迎します」とあいさつ。在校生は校舎の中から運動場に向かって校歌を歌い、新入生たちを祝った。密集を避けるため、教室への入室、クラス写真の撮影はなかった。
新入生の辻原理之(あやの)さん(6)は「友達と鬼ごっこをして遊びたい」と笑顔。母親の亜祐美さん(34)は「予定通り入学式を迎えられてうれしい」と話した。
県教委によると、7日は県内の公立小中491校のうち194校で入学式を実施。8日は長崎、佐世保両市の小学校を中心に入学式がある。本年度は公立小中に児童・生徒約2万2600人が入学する。