神奈川県綾瀬市は、2019年度に移転した市消防本部の跡地(同市深谷中1丁目)に商業施設を誘致する方針を決めた。22年度の開業を目指す。
跡地は広さ約6千平方メートル。市役所や市民文化センター、商業施設が立地する県道沿いの中心市街地の一角にある。また北側約1.5キロに東名高速道路綾瀬スマートインターチェンジ(IC、仮称)が21年夏に開通する予定で、集客力が向上する跡地に商業施設の進出が見込めると判断した。
市は20年秋に公募型プロポーザル方式で事業予定者を選定し、21年度に契約を締結したい考えだ。
商業施設誘致とは別に、市は綾瀬スマートICの開通に合わせ、地元の農畜産品などを販売する「道の駅」を市役所隣接地に22年度にオープンさせる予定。交流人口を増やし、地域経済を活性化させる施策を推進し、にぎわいのある街づくりの実現を目指す。