南島原市の宿泊・宴会業者 「効果的な対応を」 公共料金減免など要望

松本市長(左)に窮状を訴える石川代表(中央)=南島原市役所

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが減少しているとして、南島原市の宿泊・宴会業4社は7日、公共料金の減免や延納など5項目を求める要望書を同市の松本政博市長に提出した。
 4社によると、2~3月に宿泊や宴会のキャンセルが相次ぎ、売り上げは前年同月比6~9割減。減少額が億単位に上る社もあり、予約を控えた人・団体も含めると損失はさらに膨らむ見込み。
 要望書では▽公共料金の減免や延納▽法人税や社会保険料などの納付期限の延長▽コロナ終息後の宿泊・宴会需要の喚起-などを求めた。4社を代表してウエディング石川の石川景士(えいじ)社長は「4月以降もこの状況が続けば、南島原の雇用が失われる。効果的な対応を」と窮状を訴えた。
 松本市長は「深刻な事態と受け止めている。市がどんな形で支援できるか早急に検討したい」と応じた。

© 株式会社長崎新聞社