元整備士イチオシ! パパ・ママ友に100万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

BMW 320d(F30型)

世界中のメーカーからベンチマークにされるBMW 3シリーズ

BMW 320d(F30型)

今回ご紹介するのはプレミアムセダンの代名詞、BMWの主力車種である320d(F30型)です。

各方面から評価の高いF30型3シリーズですが、4気筒ガソリン、6気筒ガソリン、そしてハイブリッドなど豊富なバリエーションがあります。

またボディタイプもセダン、ステーションワゴン、セダンをストレッチしたグランツーリスモといった具合に、とにかく選べるもモデルが豊富に存在するのも大きな特徴です。

ドヤポイント その1:軽油はハイオクよりもリッター30円も安い!

BMW 320d(F30型)
BMW 320d(F30型)

豊富な選択肢のなか、なぜ今回320dを選んだのか?その理由の一つ目が、ディーゼルエンジンを搭載しているからにほかなりません。

ご存じのとおり、ディーゼルエンジンの使用燃料は軽油であり、地域によってはハイオクガソリンよりも、1リッターあたり30円以上安いなんてことも珍しくないのです。

単純計算ですが、ひと月に2回40リッターを給油する方の場合、月の燃料費が2,400円、年間で28,800円も燃料費が安くなります。

やりくり上手なママさんにおすすめ!

上記の計算では、年間の燃料費が28,800円安くなるといいましたが、「え!? それだけ!?」と感じた方も少なくないかもしれません。

ですが、クルマを持つことのハードルとなっている維持費で考えると、年間28,800円削減できることは決して小さな額ではないはず。

しかも、320d(F30)前期型のJC08モード燃費は21.4km/リッター! そのお金を避けては通れない車検のためにとっておけば、2年間で57,600円となり、車検費用の負担をずいぶん軽くできるのです。

ドヤポイント その2:ディーゼルだって駆け抜ける歓びは健在!

BMW 320d(F30型)
BMW 320d(F30型)

BMWを愛する方の中には、直6以外BMWじゃない! とおっしゃる方がいます。

確かに、年代を問わずBMW製の直列6気筒エンジンは魅力的で、筆者も初めてBMWのストレート6を体験したときには、鳥肌が立つほどの感覚だったことを覚えています。

しかし、初めてBMWのディーゼルエンジンを運転したときには、その太いとトルクとディーゼルとは思えないスムーズさに、ストレート6とは違った感動を覚えました。

▼320dの乗り心地・使い勝手を知りたい方はコチラ

走りを捨てたくないパパさんにおすすめ!

100万円前後で購入できる前期型の場合、最高出力は190馬力と、イマドキのプレミアムセダンとしてみればごく平凡な数値です。

ですが、普段の通勤やお買い物で市街地を走る場合、重要なのは馬力ではなくトルク! 320dの最大トルクは400Nmもあり、1.5トンを超える車重を感じることなく、軽快な走りが楽しめます。

BMW 320d(F30型)を買うなら注意してほしいポイント

BMW 320d(F30型)

これから初めての外車の中古車を検討しているのであれば、やはり国産車との違いを心得として覚えておくことをおすすめします。

まず、外車は壊れやすい! というイメージがまだまだありますが、筆者が現役の整備士をしていたころを思い出すと、今回のF30型だけでなく先代のE90型であっても、それほど故障が多いという印象はありません。

もちろん機械である以上、距離を走り年数が経てば経つほど故障しやすくなるのは仕方がないことです。また、残念ながら個体差もあるでしょう。

しかし、エンジンオイル交換や定期点検などを確実に行っていれば、無駄に心配する必要はありません。

放っておいても優等生な国産車とは違い、ちょっと気にかけてあげないと不機嫌になる恋人という感覚で付き合えれば、BMW320dじゃなければ味わえない特別な世界を手に入れることができますよ。

[筆者:増田 真吾]

© 株式会社MOTA