ロックダウンって結局どういうこと?テキサス州在住の元CAが現状をレポート

アメリカ、テキサス州在住の元CAライターが今の状況をレポート

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。多くの方が大変な思いをされていることと思います。

 

CAメディアでは、最前線で働く現役客室乗務員や海外在住の現役・元客室乗務員のメンバーの情報をシェアする記事に力を入れています。

 

様々な状況で頑張っている人の姿を知ることで、少しでも今を乗り切る力になれば幸いです。

 

今回はアメリカのテキサス州在住の元CAのライターが現地の状況をお伝えいたします。

 

 

最近よく耳にする「ロックダウン」ってどうゆうこと?

最近ニュースなどでよく耳にする「ロックダウン」という言葉。実際どのような状況なのでしょうか。

 

ロックダウンは日本語にすると都市封鎖という意味です。少し前に東京都の小池都知事が「都の封鎖もあり得る」とコメントされたことで、日本でも激震が走ったと聞きました。

 

こちらアメリカのテキサス州の私が住む自治体では、通達があった当初はロックダウンは4月3日までとのことだったのですが、先日、4月30日まで延期ということになりました。ご存知の通りそれほどまでに深刻な状況なのです。

 

 

具体的に私が住む自治体ではどんな対策がなされているかをご紹介します。

(※国、州、自治体によって差があります)

 

1, 全ての者は,必要不可欠なサービスを除き,社交的な集まりや対面での接触を最小限としなければならない。

2, テレワークでは提供できない必要不可欠なサービスでない限り,在宅勤務を行う。

3, レストランやバー等での飲食,ジム,マッサージ等の訪問利用は避ける。ドライブスルー,持ち帰り及びデリバリーの利用は強く推奨される。

4, 本命令は,必要不可欠なサービスへのアクセス,食料品店やガソリンスタンドの利用などの必要不可欠な日常活動,他の必要不可欠なサービスの実施、公園の利用,狩猟、魚釣り、ジョギングやサイクリングなどを禁じるものではない。

5, 学校での対面での授業は5月4日まで再開しない

とのことです。

 

また、上記の違反者には1,000ドル(約11万円)以下の罰金または180日以内の禁錮になる可能性があります。必要不可欠な外出かどうかは職務質問しない限り分かりませんので、警察もパトロールすることで抑止している印象です。

 

アメリカに無数にあるスターバックスもドライブスルーやテイクアウトのみの利用になっていて、店内にある椅子は全て撤去されています。また、アメリカではマスクをつける文化がなかったのですが、最近は食料品店や公園などでマスク着用者が見受けられるようになりました。

 

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コロナの影響で銃がバカ売れ!?

銃社会であることが知られているアメリカですが、こちらテキサスではコロナの影響で銃や銃弾がバカ売れしています。在庫がなくなる店舗も出てきているそうです。

 

もちろん銃でコロナを追い出せる訳ではないので、今回の騒動で事件が起きたときのための自己防衛として購入している人が多数いるのだと思います。

 

実際、銃事件は1ヶ月に1〜2件ほどニュースになります。

 

 

上手なリフレッシュ法を探すことが長期戦への鍵

コロナで深刻な状況ではありますが、毎日引きこもるのも辛いものです。長期戦になりますので、うまくストレスを発散できる方法を探すのもとても大切なことです。

 

ジョギングやお散歩など健康に必要なことは禁止されていないので、休日には家族とリラックスできる時間を持つようにしています。先日は州花であるブルーボネットを見に公園までジョギングをしました。

 

また、平日は室内でYouTubeを見ながらヨガレッスンの受講や柔軟をしたりと身体を動かすことを心がけています。

 

以上が現在のテキサスの状況です。

 

正しい情報を持ち、世界を知ることで自分や大切な人を守れるようになります。

家にいることで守れる命があるということをひとりひとりが認識し、一日も早く新型コロナウィルスが終息へと向かいますように。

 

 

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