令和の大合併! メーカーコラボの夢の妄想ニューモデルも生まれる!? ホンダ・日産編

オーテック里帰りミーティング 1988年発売のシルビアコンバーチブル

一匹オオカミのホンダもついに合併? しかも相手は日産?

全4回に渡って、「こんな業界再編が起きたら、こんなクルマが出るかも」という妄想編をお送りしていますが、最終編はホンダ・日産です。

自動車メーカー同士の関係は複雑で、しかもずっと継続せず新しい関係が築かれるパターンが多いため、この記事ではすべてを追いきれないのですが、印象的で記憶に残る提携がいくつかあります。

中でも1980年代に、ホンダがローバーと組んでいたのを覚えている人は多いかも。ホンダは品質低迷にあえいでいたローバー(提携当初はBL社)を救っただけでなく、ホンダもローバーから高級車の作り方を学ぶなど、1979年から1990年台半ばまで、良好な関係が続きました。

令和の大合併

何しろ、BL傘下のトライアンフがホンダ バラードを「アクレイム」として1981年から販売したところ、英国の販売台数でトップ5に食い込んだほどの人気車になったほど。ホンダも、「ローバー800」と共同開発して、同社初の高級車「レジェンド」を生み出しました。

しかし、ホンダは基本的に「一匹オオカミ」

そのため、同社の長い歴史の中であまり他のメーカーと協業してきませんでした。

そんな折、2019年にホンダ系のパーツメーカー3社(ケーヒン・ショーワ・日信工業)を、日産系に強いパーツメーカーの日立オートモティブシステムズと合併させました。

これを機に湧き上がったのが、「ホンダと日産の合併」説。マツダ、スバル、スズキ、ダイハツ+トヨタの大連合に、日産+三菱(+ルノー)とホンダが包囲網を形成する、というものです。

そうなると、さてどんなクルマが出るのでしょう。日産はEV技術、ホンダも独自のハイブリッド技術を持っていますし、両社ともにGT-R、NSXというスーパースポーツが存在します。

やはりここでは両社のスポーツマインドを高めたクルマを期待したいですよね。日産のFRプラットフォームを用いて、S2000以来の2L級のオープン2シータースポーツカーなんていいかも。名前はやはり「S2000」でしょうか。日産は2+2スペシャリティの「シルビア」の復活を、今度こそ!

令和の大合併

クルマ好きの妄想は続く?

協業や大合併で生まれるかもしれないクルマを全4回に渡って3台考えてみました。

もっとこんなのがあるよ!と思う人は多いかもしれません。「もしいすゞが乗用車を今でも作っていたら」など、「たられば」の妄想も含め、いろいろ考えるのは楽しいものです。

今後も「妄想シリーズ」を続けていけたらと思います。乞うご期待!?

[筆者:遠藤 イヅル]

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