リカルド、2020年シーズンのF1カレンダー再編についてドライバーの意向も汲むべきだと主張

 ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、F1は2020年のカレンダーをどのように再編するのか、今後数カ月のスケジュールについてドライバーたちの意向を打診すべきだと考えている。

 世界的なコロナ危機によってF1が中断されているなか、4月7日には第9戦カナダGPの延期が発表された。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックがいつ収束し、世界が外見だけでも通常の状態に戻るのか明確ではない現在、スケジュールを立案するのは依然として不可能な仕事だ。

 しかしながら計画は進行中であり、F1はいくつかの選択肢について検討している。それら計画は2020年シーズンを有効にするため、最低限の回数のレースを維持するという観点で行われている。

 だがリカルドは、そのような計画においては必然的に複数回のダブルヘッダーまたはトリプルヘッダーが組まれ、またプログラムが集中することからレースウィークの短縮や地理的に合理的なレース順序を構成することが必要になると考えている。

「もし毎週レースを行うのであれば、週末を短くする必要があると思う」とリカルドはフランスの放送局『Canal+』に語った。

「週末を3日間ではなく2日間にする必要があると思う」

「もし理にかなった合理的な方法でやるならば、まずヨーロッパの時期、そして世界の東側の時期、西側の時期というようにするべきだ。それなら理にかなっているし、それまでに僕たちはみんなレースをやりたいと思うようになっているだろう」

 リカルドは、FIAとF1、そしてレース主催者による2020年のスケジュール圧縮に伴う再編計画について、ドライバーたちに相談されるべきかどうか尋ねられ、「そうだね、そう思うよ」と答えた。

「僕たちには全員が所属しているドライバーズ・アソシエイション(グランプリ・ドライバーズ・アソシエイション/GPDA)があるから、そこで話をすることができる」

「彼らはドライバーズ・アソシエイションを通して僕たちに連絡ができるし、逆もまたしかりだ。この組織を通して、迅速に意見を集めたり解決策を見つけたりするのに共同で取り組むことができる」

「もし彼らが週末を2日間にするという案を提示するならば、3日間ではなく2日間になる可能性がある。そうすることで、より多くのレースが開催できるというのなら、それは良いことだから、僕たちドライバーはおそらく同意するだろう」

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