長崎市発注工事 契約手続き適正 監視委、報告書提出

 長崎市入札監視委員会(里隆光委員長)は9日、市が2019年に発注した建設工事の入札・契約手続きについて「不適切な点は認められなかった」という報告書を市へ提出した。
 委員は有識者ら5人。予定価格130万円を上回る建設工事711件から落札価格が高いものや入札業者が少ないものなど33件を抽出し、審議した。
 里委員長は予定価格を大きく下回るなどして再度入札となると工期が遅れるなど影響が出るとし、対策をとるよう要望。施工時期の平準化も求めた。
 市は6月以降に公告する制限付一般競争入札から、最低制限価格の算出方法を変更する方針を伝えた。

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