鳥羽に新しい水産研究所 研究実験室のほか加工品研究も

施設の老朽化に伴い新たに整備が進められていた三重県鳥羽市の水産研究所がこのほど完成し、10日に竣工式が開かれました。

鳥羽市の水産研究所は、1964年に離島の坂手島に設置され、黒ノリやワカメなど藻類の種苗生産や研究などを行ってきました。

しかし、施設の老朽化が進んだことから、より利便性が高い本土に延べ床面積約730平方メートル、鉄骨一部2階建ての新たな研究所を建設したものです。

研究実験室のほか、研修や加工品の研究に使う施設も設けられました。

市や町の単位で水産研究所を所有するのは北海道函館市など全国に4カ所しかなく、鳥羽市では今後も水産研究に加え子どもたちの海洋学習の受け入れや観光ツアーなどにも活用したいとしています。

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