部活動を部分再開 限られた時間で集中力が増す大分工業バレー部

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 新学期が始まり、新型コロナウイルス感染防止のために休止していた部活動が再開した。大分工業高校バレーボール部は、体育館の換気に配慮し、手袋の着用を義務付け、大声を出さないなど細心の注意をはらい、限られた時間の中で練習を始めた。江崎裕之監督は「何ができるかを模索しながらの練習だが、選手はバレーに飢えていた。すごい集中力で取り組んでいる」と話す。

 

 8日に2・3年生、9日に新入生を集めてミーティング。10日から全員が集まって練習した。「本格始動」とはほど遠い練習時間、内容だったが、およそ1カ月間、自主練習していた選手の体はひと回り大きく、引き締まっていた。「部活動が休止になる前に、現状維持ではなくパワーアップするように、それぞれ課題と目標数値を与えていた。自主性に任せる部分は大きかったが、見た限りでは本気で取り組んでいたことが分かる」と江崎監督。

久しぶりの練習に笑顔が弾ける

 キャプテンの加嶋祐汰(3年)を中心に1日の練習内容を連絡し合い、チーム内の意思疎通を図っていた。「インターネットで調べたトレーニングや食事などを共有し、誰がどんな練習をしているか分かっていたので励みになった。久しぶりに会ったけど懐かしい感じはなかったし、みんな体つきが良くなっていた」と加嶋。練習休止前に比べチームワークは強まり、個々の意識も高まっている。

 

 新入生12人が加わり、新チームがスタート。江崎監督は「今後の大会は未定で、目標を定めづらい。明日には練習が再休止になるかもしれない状況が続く。これまでいい環境で練習できていたことが当たり前でないと実感したからこそ、時間の使い方を大切にするようになった。できることを大事にしたい」との思いは選手も同じだ。極力声を出さず、ホイッスルの音や身振り手振りが多いいつもと違う練習空間であったが、選手の感覚は研ぎ澄まされているように感じた。(取材日4月10日)

限られた時間内での練習は続く

(柚野真也)