長野市は、きのう10日、「新型コロナウイルス」の感染が確認された長野市内に住む30代男性の「行動歴」や「濃厚接触者」について明らかにしました。
感染した30代男性は、今月1日に37.5度の発熱があり、その後、微熱が続いていました。7日に38度に上がり、倦怠感が続いていたため、9日に医療機関を受診し、長野市保健所に相談しました。その後、別の医療機関を受診し検体を採取、きのう、「陽性」が判明し、感染症指定医療機関に入院しました。
長野市は、きょう11日、記者会見を行い、男性の「行動歴」や「濃厚接触者」について明らかにしました。市の聞き取りによりますと、男性は、発症後の1日から9日まで勤務を続けていたということです。「濃厚接触者」は、現時点で職場スタッフ41人と同居している2人のあわせて43人いることがわかりました。同居者の2人は発熱などの症状が出ていて、現在、PCR検査の調整をしているということです。また、同僚41人の症状の有無については、確認中としています。
また、職場は「不特定多数」と接する可能性がある場所で、市は調査の上、必要に応じて施設の公表を協議するとしています。
長野市内では、きのう、男性のほか40代女性の感染も確認されています。県内では、これまで28人の感染者が確認されており、うち4人が退院しています。
※なお、市が午後10時の会見で30代の感染者の「行動歴」や「濃厚接触者」について情報を修正しました。
・発症 今月1日 → 7日 (聞き取りから、1日の体温37.5度は普段の体温と同程度と判断)
・発症後の勤務 今月1日から9日 → 7日と8日
・濃厚接触者 43人(職場スタッフ41人、同居者2人) → 22人(職場スタッフ20人、同居者2人)と店を訪れた人(不特定)
・新たに勤務先を公表 「林檎館」(飲食業 長野市権堂町)