「新型コロナ」感染者勤務の飲食店公表 繁華街…『不特定』の客と接触した可能性 長野市「訪れた人は相談を」

長野市は「新型コロナウイルス」の感染が確認された30代の男性が勤務していた飲食店を公表しました。不特定の客との接触が考えられるとし、市は訪れた人に保健所への相談を呼びかけています。

感染者が勤務していた店の入り口(長野市)

感染者の30代男性が勤務していたのは長野市の繁華街・権堂町にある「林檎館」です。男性は今月1日に37.5度の発熱があってから検査を受けた9日までの勤務していました。

市は37.5度は「普段と同程度」として、38度の発熱があった7日以降に注目し、濃厚接触者は7、8日に勤務していた店のスタッフ20人と同居の家族2人としました。

この2日間に訪れていた客の中にも濃厚接触者がいると見られ、市は訪れた人に症状の有無にかかわらず、保健所に相談するよう呼びかけています。店は接客を伴う飲食店、いわゆる「キャバクラ店」で、来店客は1日当たり10人から15人ということです。

男性は客の案内などを担当していました。発症前2週間以内は市外に出かけていないということです。

当初、市は濃厚接触者をスタッフ41人と同居の家族2人の合わせて43人としていましたが、「22人と不特定の客」に修正しました。

安倍首相の「要請」を踏まえ、長野市も繁華街で接客を伴う飲食店の利用を控えるよう、市民に呼びかけています。

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