4月15日はジャッキー・ロビンソン・デー デビューから73年

球界で最も重要な日の1つと言われるのが1947年4月15日、ジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャースの一員としてメジャーデビューを果たし、メジャーリーグの世界におけるカラーバリア(人種の壁)を打ち破った日である。ロビンソンのデビューから50年となった1997年4月15日には背番号「42」が全球団で永久欠番となり、2004年4月15日には「ジャッキー・ロビンソン・デー」が制定された。現在では「ジャッキー・ロビンソン・デー」には全ての選手や監督・コーチが背番号「42」のユニフォームを身に着けるのが恒例行事となっている。

今年は残念ながら、新型コロナウイルスの感染拡大により、「ジャッキー・ロビンソン・デー」の制定後、その日に試合が行われない初めてのシーズンとなりそうだ。しかし、MLBネットワークでは、ロビンソンの功績をたたえ、「ジャッキー・ロビンソン・デー」に合わせて様々な特集番組や記念番組を予定している。その第1弾として、今週末は「ジャッキー・ロビンソン・ウィークエンド」と題して様々な特集が行われている。

過去の「ジャッキー・ロビンソン・デー」に行われた試合のなかからは3試合をピックアップ。2009年のジャイアンツ対ドジャースの一戦では、ドジャースが押し出し四球でサヨナラ勝ちを収め、2010年のエンゼルス対ヤンキースの一戦では、ロビンソンにちなんで名付けられたロビンソン・カノー(当時ヤンキース)が2本塁打を放つ活躍でチームを勝利に導いた。また、ロビンソンのデビューから70年となった2017年のパイレーツ対カブスの一戦では、パイレーツが7回に5点を奪い、逆転勝利を収めている。

これ以外にも、ケン・グリフィーJr.がロビンソンについて語ったインタビュー、アメリカの公民権運動におけるロビンソンの役割にフォーカスを当てた特集番組、ロビンソンのメジャーでの活躍を特集する番組、「ジャッキー・ロビンソン・デー」での注目試合を特集する番組などが順に放送される。今年の「ジャッキー・ロビンソン・デー」を迎える前に、ロビンソンの功績を振り返ってみるのもいいかもしれない。

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