孫正義が開始したアンケートに「組織票」の疑い 社長はひっそりと削除したあと沈黙! ネット上で犯人は“あいつら”じゃないかと憶測が広がる

画像は『孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない』より

<昨日の昼過ぎまでは「はい」が92%と圧倒的に優勢だったのに、先ほど見たら40%にまで下がり、「いいえ」が60%になっていました。この急激な変化は何かおかしいはずです>

<僕が昨晩見たときは、確か15万票で94%。それが一晩でひっくり返された。ちょっとすさまじいことが起きてる>

4月11日から12日にかけて、ツイッター上で不可解すぎる「事件」が起きました。

SNS上ではこの「事件」に対して、様々な疑念や疑惑が膨らみ続けて、ついには陰謀史観まで噴出しています。

ことの発端は4月11日、ソフトバンクの孫正義社長がSNS上で、あるアンケートをツイートしたことにあります。

『素早く徹底した休業と分厚い補償 即刻やるべきだと思いますか?』

この質問に「はい」か「いいえ」で答えるアンケートですが、孫社長には250万人以上のフォロワーがいますので、たちまち投票数が増えていきました。

その日のうちに17万票ほどが集まり、その時点での結果は「はい」が92%と大勢を占めていました。

この質問を見れば、コロナ感染拡大で緊急事態宣言が出された今、「誰もが求めていること」と言えるでしょうから、至極当然の結果でしょう。

あまりにも当たり前すぎて、そもそも「孫社長はこのアンケートを取る必要があったのか?」とツッコミたくなるほどです。

しかし、このあと「事件」は起きました。

その結果、孫社長は、何の予告もなくこのアンケート自体を削除することになるのです。

何が起きたのでしょうか?

翌4月12日の午前1時頃から7時頃までに、アンケート結果がまさかの“大逆転”を起こしました。

『素早く徹底した休業と分厚い補償』の是非に対して、「いいえ」が一気に30万票近く入ったのです。

前日の流れ通りに「はい」も増えて20万票ほどになるのですが、その結果、「はい」が41%、「いいえ」が59%になったのです。

「アンケートだからそういうこともあるさ」「そうか、みんな徹底した休業と分厚い補償は求めていないんだな」と、素直に納得する人はどれだけいるでしょうか?

ツイッター上では、この “大逆転”について、さらに不可解な事実があぶり出されました。

<17万票時点で6000リツイート台だったのが、50万票時点で8000リツイート台>

<「いいえ」投票数が28万票も動いた夜中、リツイートは200も増えていない>

「はい」と答えている人が順調にリツイートして票を伸ばし、「いいえ」の圧倒的多数が受動的なリツイートからではない…という明らかな結果です。ここで「組織票」を疑うほうが自然でしょう。

しかし、午前1時からたった6時間で、30万人もの投票を動員できるのか?

そもそも、そこまでしてアンケート結果をひっくり返す理由は何なのか?

SNS上では、様々な疑念に対して、こんな声が上がっていきます。

<相当規模の人的ネットワークか、少数の人間によるスクリプトか、どちらか>

<ツイッター上に20万を超える工作アカウントがあるということ>

<J-NSCの仕業でしょう>

実際に日本政府は、新型コロナウイルス問題に対する「広報」予算として、外務省から24億円、内閣府から100億円以上計上されているとの報道もあります。

また、ツイッター上で「容疑者」と名指しされている「J-NSC」は自民党公認のネットサポーターズクラブであり、この孫社長のアンケート自体を「政府批判」として捉えて、莫大な予算がネットによる世論誘導(世論修正?)に投入された…という意見まで噴出しているのです。

ともあれ、“言い出しっぺ”の孫社長は予告無しでツイートを削除したあと、何の報告もしていません。少なくとも「この件には触れるのはやめよう」と孫社長が判断したことは間違いないでしょう。

いずれにせよ、アンケート結果を変えることに莫大な予算をつぎ込まず、「はい」が大勢を占めたとしても、そもそも政府が『素早く徹底した休業と分厚い補償』に動くとはあまり考えられません。

この「不可解な事件」によって、誰も得していないように見えますが……多くの国民の思いは、SNSにも上がっていた、次の言葉に集約されるのではないでしょうか。

<くだらないことにお金を使ってないで、とっとと補償してくれ>

(文◎編集部)

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