壱岐市長選 現職の白川氏が当選 市議補選は中原氏

4選を決め万歳する白川氏(中央)=壱岐市芦辺町

 任期満了に伴う壱岐市長選と、欠員に伴う同市議補選(被選挙数1)は12日、投開票が行われ、一騎打ちとなった市長選は現職の白川博一氏(69)=無所属、自民・公明推薦=が、新人で元「壱岐しごとサポートセンターIki-Biz」センター長の森俊介氏(35)=無所属=を約330票差で抑え、4選を果たした。新人2人が争った市議補選は中原正博氏(57)=無所属、自民推薦=が当選した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、白川氏は選挙戦で遊説を自粛し、感染症対策の陣頭指揮に専念した。公約には磯焼け対策や港湾施設の整備などを掲げ、組織票を中心に支持を広げた。
 森氏は経営者の経験を生かした財政健全化を訴え、草の根で支持拡大を図り猛追したが、及ばなかった。
 当日有権者数は2万1661人(男1万197、女1万1464)。投票率は市長選が67.07%、市議補選が67.04%=市選管発表=。市長選の投票率は前回の79.16%を12.09ポイント下回り過去最低となった。

◎経済対策取り組む/白川博一氏の話

 新型コロナウイルス感染症で打撃を受ける島内産業のために、市として経済特別対策事業に取り組む。藻場の再生など漁業の振興も図る。実現するためのハードルは高い。市民の皆さまの支援が不可欠で、今後もご協力を切にお願いしたい。

◎壱岐市長選 (選管最終)
当 7,371 白川 博一(しらかわ・ひろかず) 69 無現
  7,042 森  俊介(もり・しゅんすけ)  35 無新

 ▽壱岐市議選開票結果 
当8816 中原 正博 57無新
 5096 山口 欽秀 66共新
(選管最終)

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