大腸がん手術のオリオールズ・マンシーニ 順調に回復中

日本時間4月14日、オリオールズのマイク・エリアスGMは自宅のオフィスからテレビ電話でメディア対応を行い、3月に大腸がんの手術を受けたトレイ・マンシーニの現状などを報告した。マンシーニは手術から1ヶ月が経過したが、エリアスによると「100パーセントの回復に向けて本当に良い状態」であるという。ただし、完全復活までには少し時間がかかるようだ。

テレビ電話によるメディア対応のなかで、エリアスは新型コロナウイルスの影響によるシャットダウン期間のオリオールズの状況について、様々な項目に関して説明し、そのなかで真っ先に取り上げたのがマンシーニの現状報告だった。エリアスはシャットダウン期間中、マンシーニと定期的に連絡を取っていることを明らかにした。

エリアスは「彼は順調に回復している。大きな手術だったし、人生における大きな出来事だった。回復には時間がかかるだろうし、大変だと思うけど、手術は成功しており、彼の年齢や体力を考慮しても、日常生活を送るだけでなく野球選手としてプレイするうえで、100パーセントの回復に向けて本当に良い状態であると言える」とマンシーニの現状を報告。「でも、少し時間がかかるだろう」と付け加えた。

マンシーニの復帰時期については、「シーズン開幕の見通しが立たないなか、具体的な復帰時期を定めるのは非常に難しい」と話したが、「数週間という規模よりは数ヶ月という規模で考えている」という。そのうえで、「数ヶ月を要するプロセスになるだろう。でも、彼が回復することを確信しているし、必ず戻ってきてくれると思う」とエールを送った。

現在28歳のマンシーニはメジャー4年目の昨季、154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899という自己最高のシーズンを過ごした。チーム再建を進めるオリオールズにおいて、中心打者として必要不可欠な存在であり、無事にグラウンドに復帰できることを祈りたい。

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