諫早東高生 布マスク作り 新型コロナ 予防意識高める

自ら使う布マスクを手縫いする生徒たち=諫早東高

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的にマスク不足が続く中、長崎県諫早市森山町の県立諫早東高(河野康宏校長、200人)で13日、新1年生66人が自ら使う布マスク作りに取り組んだ。
 同校は毎年、入学後のオリエンテーションの一環として、生徒の集中力を養おうと、布ぞうきんを縫う活動を続けているが、今回は布マスクに変更。コロナウイルス感染予防への意識を高めた。
 生徒たちは、白のさらし木綿をマスクに合った大きさに裁断し、上下左右それぞれ三つ折りにした後、両端を緑や青などの糸で縫った。縫い目の幅や返し縫いの方法などをお互いに確認しながら作業を進めた。
 生徒たちは「自宅にあるマスクが少なくなっている」「スムーズにできたので、また作りたい」と話した。今後、地域住民へのボランティア活動でも、布マスクの製作を検討する。

 


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