浪潮信息 ビッグデジタル化技術投入 浪潮クラウドの上場加速を計画

浪潮信息(INSPUR)は2020年度の総会で、引き続きクラウドコンピューティング戦略を深化させクラウドコンピューティング、ビッグデータとAI(人工知能)ハード技術を構築し、浪潮クラウドの上場を推し進める新たな戦略目標を発表した。

2019年、浪潮はビッグデータプロバイダーへと転換を加速しており、現在96都市の核心データ授権を獲得、データ運営サービスを提供している。中国市場での企業AIサーバーの占有率は50%を超えている。神州信息(DCITS)とは戦略提携枠組み協定を結び、金融のAI化を推し進めている。IDCデータは、浪潮クラウドコンピューターのサーバーの成長スピードは世界トップレベルで、中国では絶対的な地位にあるとしている。浪潮クラウドはすでにシリーズCの資金調達を終え、投入後の評価額は100億元、時期を狙って科創板(イノベーションボード)への上場を始めるとみられる。

解説:

世界規模でのデジタル化転換が進む中において、新たなインフラ建設は中国の2020年経済発展の大筋となっている。企業側のクラウドコンピューティングとデジタルサービス需要の成長の恩恵もあり、浪潮の各業務の発展は急成長しており、発行市場の投資者に人気がある。2020年、浪潮の研究開発への投入は前年比32%増とみられ、引き続きプラットフォームとビジネス能力を向上、「クラウド+デジタル+AI」の新たなインターネット企業への転換を行うとみられる。もし浪潮の上場がうまくいけば、同社の資金調達効率と知名度はさらに向上するとみられる。

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