農畜産業への支援 長崎県と県議会に要請 県JAグループ

綾香農林部長に要請書を手渡す泉会長(右)=県庁

 長崎県JAグループは14日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込んでいる花や牛肉など県内の農畜産業に対する支援を県と県議会に要請した。
 グループを代表して県中央会の泉義弘会長らが県庁を訪問。綾香直芳農林部長に要請書を手渡した。
 要請書では▽グループ内で取り組む牛肉、花の購入への協力と助成▽外国人の入国制限などに伴う労働力不足への施策▽農産物の価格下落に対する販売・流通対策▽営農者が感染した場合の事業継続支援体制の構築-などを求めた。
 泉会長は「肉用牛や花の価格低迷が顕著になっている。要望を踏まえて対応いただきたい」と要望。綾香農林部長は「県議会と相談し、対策をしっかりしていきたい」と話した。

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