新型コロナウイルス関連破たん 婦人靴製造のエースコーポレーション(墨田区)が破産申請へ

 (株)エースコーポレーション(TSR企業コード:330056859、法人番号:7010601039958、墨田区江東橋5-14-4、設立1960(昭和35)年1月16日、資本金3500万円、小林雄次社長)は4月14日までに事業を停止し、破産手続きを西村賢弁護士(法律事務所Comm&Path、中央区銀座3-13-19、電話03-6264-2977)に一任した。
 負債総額は約7億6000億円。

 老舗の婦人靴製造販売会社。自社ブランド「PRIFIX」を展開し、百貨店などに出店したほか、OEM生産も手がけ、1991年12月期は売上高約22億3400万円をあげていた。しかし、販売競争が激化し、百貨店向けも厳しさを増し、2018年12月期は売上高約6億円まで落ち込んだ。
 さらに新型コロナウイルスの感染拡大から百貨店向けの販売が急激に落ち込み、加えて店舗営業の自粛や靴の修理などの受付を中止するなど影響が重く、事業継続を断念した。

© 株式会社東京商工リサーチ