総務省、「Beyond 5G推進戦略骨子」に対する意見を募集

移動通信システムは、世代を重ねる中で通信基盤から生活基盤へと進化してきた。各国で導入が進みつつある5Gは、生活基盤を超えた社会基盤へと進化すると見込まれるが、その次の世代の「Beyond 5G」は、サイバー空間を現実世界(フィジカル空間)と一体化させ、Society 5.0のバックボーンとして中核的な機能を担うことが期待される。一方、現在世界中で新型コロナウイルス感染症の爆発的な感染拡大が生じており、これに伴う外出制限などにより、好むと好まざるとにかかわらず、テレワークなど全面的にICTに依存せざるを得ない状況が生じているが、このような状況の中、わが国では現在、ICTにより何ができて何ができないのかが明らかになりつつある。こうした状況においても国民生活と経済生活を円滑に維持するためには、早急に5GをはじめとするICTインフラが徹底的に使いこなされる環境を実現する必要がある。そこで、総務省は2020年1月から「Beyond 5G推進戦略懇談会」を開催し、Beyond 5Gの導入時に見込まれるニーズや技術進歩等を踏まえた総合戦略の策定に向け、Beyond 5Gの導入が見込まれる2030年代の社会において通信インフラに期待される事項やそれを実現するための政策の方向性等について、議論を行ってきた。そして今般、懇談会において「Beyond 5G推進戦略骨子」が作成されたため、2020年4月15日から5月14日まで期間、これについて意見を募集する。今後、同意見募集の結果を踏まえて、懇談会において更に検討を進め、2020年夏頃を目途に「Beyond 5G推進戦略」を策定する予定だ。出典:

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