【新型コロナ】全国宿泊施設15万室協力の意向 軽症者受け入れで国交相

後藤祐一氏

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた医療崩壊の防止策に絡み、赤羽一嘉国土交通相は15日の衆院国土交通委員会で、無症状や軽症の感染者の受け入れに、全国で千を超える宿泊施設が協力の意向を示していると明らかにした。国民民主党の後藤祐一氏(比例南関東)への答弁。

 厚生労働省は、軽症者や無症状の感染者は自治体が用意するホテルなどでの療養を検討するよう通知している。ただ、都道府県によっては独自での施設確保が難しいケースもあるとし、後藤氏は「国交省が主体的にホテルを探し、都道府県のバックアップをしてほしい」と求めた。

 これに対し、赤羽氏は部屋数では15万室以上に相当する協力の申し出があるとした上で、「厚労省を通じて各都道府県に情報を提供している」と説明。「風評被害が起きないよう、ケアをしながら対応したい」と応じた。

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