【新型コロナ】窓口に飛沫防止シート 鎌倉市役所 専門部署も新設

感染防止のために設置されたシート=鎌倉市役所

 新型コロナウイルス感染を防ごうと、神奈川県鎌倉市が全庁的な対策に取り組んでいる。

 来庁者と職員の飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、市役所窓口は8日から、手製の透明シートで仕切っている。園芸用の透明シートや、のぼり旗のポールなどを活用して手作りした。亡くなった父親の保険証返納のために窓口を訪れた市内在住の会社員男性(50)は「最初はびっくりしたが、感染が拡大する中で、できることから見直してくれ良かった」と話した。

 また、市はコロナウイルス対策に特化した専門部署を共創計画部に新設。専従職員9人を配属し、窓口手続きのオンライン化や、子育て支援、事業者向け経済対策などに取り組むという。3月から職員の時差出勤やテレワークも継続している市は「ウイルス感染拡大が終息するまでは、さまざまな取り組みを継続したい」としている。

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