出会い系アプリ20四半期連続で黒字 ライブとプレミアムサービスが焦点

中国SNSプラットフォームの陌陌(MOMO)が2019年第4四半期と監査前の年間財務業績を発表し、2019年年間純売上高は前年比27%増の170億1,500万元、親会社の純利益は同29.8%増の44億9,300万元に達したことが分かった。財務報告によると、同社の年間売上高の増加は主にライブサービスとプレミアムサービスが大きく成長したことによるものだとしている。

2019年第4四半期時点で、同社は20四半期連続の黒字となった。関連する金融研究報告では、同社の約74%の売上はライブ業務によるもので、プレミアムサービスの成長は高収入層のユーザーによるものだ。典型的なユーザーは依然、三四線都市の小売業者層となっている。

解説:

ローンチ当初は、ゲーム業務が最大の収入源であった。その後、打ち出した出会い系SNSは売れ行きが伸びず、2015年9月にライブ機能をローンチ、時代の流れに乗り業績もうなぎ登りとなった。ここ数年は、会員講読とバーチャルプレゼントからなるプレミアムサービスが同社の新たな成長点となりつつある。陌陌が買収した出会い系SNSの探探(TANTAN)のビジネス化が進むにつれ、同社のプレミアムサービスは非常に大きな成長の可能性を有している。

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