ばんげぼんげのなぞ【50代から始めた鉄道趣味】242

※2019年4月撮影

2019年4月は、只見駅から会津川口駅まで代行バスで移動して会津川口駅から会津若松駅まで只見線に乗りました。トップ画像は、会津坂下(あいずばんげ)駅で手前側がキハ40-502(2020年3月廃車)と会津若松駅側のキハ40は車番が分かりません。

2009年に戻ります。

只見駅での停車時間が長いので駅舎に行きました。駅舎正面です。

※2009年9月撮影

こちらは、2019年4月の駅舎正面。特に変化は無いと思いましたが左側が板で覆われていますね。

※2019年4月撮影

駅舎内に掲出されていた時刻表。筆者が引き続き乗るのは18時発の上り会津若松行最終列車。この後会津若松方面に行く列車はありません。というか、やはり運行本数が少ない。会津若松行は朝の7:23の次は14:38、7時間もあき時間があります。冬期間は実質的に1日3本なのです。

※2009年9月撮影

2009年の只見線、この後は日が暮れたので写真を撮っていません。

ここからは、2019年4月の写真です。只見駅に停まる小出行列車。2011年(平成23年)の豪雨災害で只見駅~会津川口駅間は不通、代行バスになっていますから、小出駅~只見駅間での運行です。小出駅側はピンク色の「只見縁結び」というラッピング。キハ48-545です。

※2019年4月撮影

会津若松駅側は、キハ48-1533。新潟色。というか筆者はJR東日本の新潟色というのが何種類もあってヨク分かっていません。赤いのもありますよね。

※2019年4月撮影

こちらは会津川口駅に停まる「自然首都・只見 只見ユネスコエコパーク」ラッピングのキハ40-2085。

※2019年4月撮影

会津若松駅側は、東北地域本社色のキハ40-584。この車両も2020年3月キハE120形に置き換えられ廃車となりました。

※2019年4月撮影

会津坂下(あいずばんげ)駅で駅名標の入った写真。トップ画像を引きで撮ったカットです。この坂下(ばんげ)は難読ですよね。

※2019年4月撮影

余談ですが、学生時代の友人が福島のテレビ局にいて彼の案内で「塔のへつり」(観光地)に行ったことがあります。その時に土産屋に並んでいた小さなカボチャ「ばんげぼんげ」が面白い語感で強く印象に残っていました。泊まった温泉宿の食事にも登場してとても美味しかったのです。ばんげが、坂下(ばんげ)だとは、この駅に来るまで知らなかったのです。小さなカボチャ「ばんげぼんげ」も、坂下町が特産にしようと力を入れている野菜と判明しました。

こちらは2019年6月に会津川口駅の転車台付近から望遠レンズで撮ったキハ40の3両編成。車番はわかりません。

※2019年6月撮影

オマケ。2019年4月、到着した会津若松駅で磐越西線のキハ48-523です。急行色に塗装されています。連結されているのはキハ47形ですが車番は読めません。キハ48-523は2020年4月に廃車され新潟港に運ばれました。ミャンマーに譲渡される様です。

※2019年4月撮影

さらにオマケの尾ひれ。2009年9月の鉄道旅は会津若松から磐越西線で新津駅に向かいました。その時に乗ったのもキハ40系でした。新津側がキハ47-522。この車両も2019年の年末に運用を外れ海外に譲渡された様です。

※2009年9月撮影

会津若松側がキハ48-528。この車両の現在は未詳です。

※2009年9月撮影

只見線が全線復旧する予定の2021年度には、只見線からキハ40の姿はたぶん完全に消えてしまうことでしょう。

※2019年4月撮影

大きくて、重くて、遅い、キハ40系のあの緩慢な発車加速と勾配を登る苦しげなディーゼル・エンジンの轟音、日本全国のローカル線で散々お世話になりました。

大好きなので次もどこかのキハ40系に乗りましょう。

(写真・記事/住田至朗)

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