【新型コロナ】コロナ失業対策で県が126人を緊急雇用 年齢上限なし

神奈川県庁

 県は15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で失業や内定取り消しとなった人を対象とした緊急雇用の概要を公表した。知事部局、企業庁、教育委員会の計83所属で総勢126人を16日から募集。原則5月1日から来年3月31日までの任用とした。黒岩祐治知事は会見で「5月1日から採用できる形でスピード感をもって対応した」と述べた。

 緊急雇用策を巡っては、知事が今月6日、コロナ禍に伴う景況悪化を念頭に、臨時職員として100人規模を採用する考えを表明。生活困窮の懸念に即応するため、従来の公務員試験とは異なり、面接中心で選考することを決めた。

 年齢の上限は設けず、一般事務職のほか、農林水産職や栄養士、細菌検査員などの技術職を募集。障害者2人も含む。内定取り消し理由は通知書などで確認する方針で、任用期間中の就職活動も奨励する。

 募集期間は16~22日までで、希望する応募先へ書類を郵送または持参する。問い合わせは、県人事課電話045(210)2160。

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