ハイキングコース一部再開も…「不要不急の外出は自粛を」

 昨秋の台風被害を受け、通行止めが続くハイキングコースについて、鎌倉市は「葛原岡・大仏コース」(約3キロ)の一部で復旧工事を終えた。通行の一部再開を果たしたものの、市は「新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、不要不急の外出は自粛して」と呼び掛ける。

 再開したのは同コースの大仏坂─葛原岡神社間。残り区間は通行止めが続くが、市は6月ごろの再開を目指し復旧作業をしている。

 市の観光マップに掲載されるハイキングコースは同コースのほか、祇園山コースと天園コース。いずれも台風被害を受け、昨年9月から通行止めが続く。天園コースも一部で6月ごろの再開を目指すが、祇園山コースは大規模な崖崩れや倒木があるため、復旧のめどは立っていない。

 また、通行止めの区間に入り込む散策客が見られるといい、市は「復旧工事に支障を来すだけでなく、危険。通行禁止に協力して」としている。

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