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16日放送のフジテレビ『とくダネ!』に生出演した、社会学者・古市憲寿氏の発言が物議を醸しています。
この日、番組では新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策として、国民1人当たり一律10万円の現金給付案が検討されていることを紹介。これについて、番組に生出演していた社会学者の古市憲寿氏は『一律給付は分かりやすいと思うんですけど、今の案だと年金をもらってる方とか、公務員の方とか、今回のコロナショックで収入が全く落ちてない人にもあげるって案ですよね?』と指摘。
さらに『結局じゃあ10万円配りました、何十兆円かかりました、その税金誰が返すんですかって言ったら、今働いてるわれわれが返すわけじゃないですか。ちょっとフェアじゃない思う』と主張していました。
この古市氏の発言に、視聴者から疑問の声が寄せられているようです。
ネット上では、
「年金受給者には事業なりアルバイトなりを継続しなければ生活が成り立たないという人がいる事を知らないんでしょうか」
とった声をはじめ、
「普通に生活してればわかるはず。清掃、道路作業、コンビニ、タクシー、あらゆる場所で60代70代が働いている。その仕事がなくなれば暮らせない」
「古市さん、年金者は年金だけでは食べられないから、プラス仕事をしている。その仕事が無くなれば生活出来ない。10万円助かります」
「古市の頭の中では、“年金暮らし”というと働かずに楽に生活している悠々自適の老人たちというイメージなんでしょうな」
「高齢者がみんな金持ちだと思っているのね。あちこち痛い体で、疲れやすい体で、頑張って働いてる人がたくさんいる」
「古市さんは全国の年金受給者を敵に回しちゃったなあ。俺も65になったんで国民年金受給者ですが、仕事してても喰えないんだよ。そういう年寄りが多くて、コロナ禍でその仕事が減るわけです。出演料もらってテレビ出てんだから、もうちょっと考えてしゃべれ!」
といった指摘が寄せられていました。
社会学者という肩書きでやっているのであれば、もう少し広い視野を持って発言してもらいたいものです。(文◎絹田たぬき)