【新型コロナ】マスク着用条例を全国初施行 大和市、市長給与は半額に

会見で発表する大木市長

 大和市は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出時にマスクを着用するよう市民に努力義務を課す条例を制定、施行した。

 大木哲市長が同日の会見で発表した。

 「おもいやりマスク着用条例」は新型コロナウイルスに限らず、感染症の蔓延(まんえん)が予測される状況下では、外出時にマスクを着用するよう市民に呼び掛ける。罰則はない。マスク不足が解消されていないことから、簡易マスクの作り方を市のホームページなどで周知する。

 市長はまた、5月から特別職の給与を3カ月間、減額することも明らかにした。緊急事態宣言後、多くの市民が苦しい生活を強いられていることから、市長職は過去最大の2分の1、副市長と教育長は10分の1を減額する。条例制定と給与減額は専決処分とした。

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