21年度公立高入試 前期2月3日 後期3月9、10日

 前期・後期の2回選抜制が導入される2021年度の長崎県内公立高入試(全日制)の日程について県教委は16日、前期は来年2月3日、後期は3月9、10日に実施すると発表した。
 同日あった定例教育委員会で基本方針を示した。21年度から学校推薦制度を廃止して、前期・後期に分けて選抜することで、生徒にとって受験の機会が2回になる。県教委は今年2月から、県内各中学校向けに説明会を開き、制度変更の周知を図ってきた。
 前期選抜は「特色選抜」と「文化・スポーツ特別選抜」を各校が選択。両方実施する場合もある。ともに基礎学力検査(3教科)と面接、実技などがあり、特色選抜はテーマに沿ったプレゼンテーションを課す。2日間で実施する場合は2月3、4日。前期の定員は、全募集の5~50%の範囲で各校が設定。後期選抜はこれまでの一般入試と同様に学力検査(5教科)と面接を実施する。
 今後、5月中をめどに各高校の選抜方法や、前期・後期の募集割合などを県教委が取りまとめて公表する。8月ごろには出願手続きの方法などを発表する方針。

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