「最後にスクデットを取った時のACミラン」メンバー覚えてる?

イタリア・セリエAで苦戦を続けているACミラン。同国屈指の名門クラブであるが、なんと最後に優勝したのは2010-11シーズンだ。

9年前の5月、アウェイでローマを相手に0-0で引き分けて優勝を確保した。その試合でプレーした11名、そしてベンチ入りした7名が誰だったのか、覚えているだろうか?

GK:クリスティアン・アッビアーティ

モンツァから1998年にミランへやってきたアッビアーティ。2016年の夏に現役を引退し、次年度にミランのチームマネージャーに就任したものの、1年で退職している。

DF:アレッサンドロ・ネスタ

ミランで長く活躍した名センターバック。2012年に退団し、モントリオール・インパクトとチェンナイインFCを経て引退し、監督に転身した。今季はフロジノーネで指揮官を務める。

DF:ジャンルカ・ザンブロッタ

当時34歳。このシーズンはヤンクロフスキらとの併用で15試合に出場した。ミランを離れた後はスイス2部のキアッソでコーチ兼選手となり、後に監督も。それからインド、中国で指導を行っている。

DF:イニャーツィオ・アバーテ

ミランユース出身ながらも、一度チームを離れたあとに買い戻されるという珍しいキャリアを送った。このシーズンは右サイドバックとして29試合に出場、大きく貢献している。昨季限りでミランを退団し、現在はフリーエージェント。

DF:チアゴ・シウヴァ

ミランで2年目を迎えていたブラジル出身のセンターバック。33試合に出場して最終ラインの要となった。後にズラタン・イブラヒモヴィッチとともにPSGへと移籍、現在もフランスでプレーしている。

MF:マルク・ファン・ボメル

オランダの壊し屋ファンボメルも、エマヌエルソンと同じく2011年1月にミランへやってきた。14試合に出場して2枚のレッドカードという壮絶な記録を持つ。引退後は指導者となり、昨季から今季途中までPSVの監督を務めている。

MF:ジェンナーロ・ガットゥーゾ

言わずと知れたミランのレジェンドであり、引退後は監督としてもチームを率いた猛犬。今季は恩師アンチェロッティのあとを継ぐ形でナポリの指揮官に。

MF:クラレンス・セードルフ

2002年から2012年までミランに所属し、それからブラジルのボタフォゴへ。しかし2014年にミランから監督就任の要請を受けて、急遽現役引退して指導者になるも…半年で解任されることに。その後は深センFC、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、カメルーン代表で指揮した。

MF:ケヴィン=プリンス・ボアテング

ポーツマスからジェノアに移籍したものの、直後にそのまま共同保有でミランに来るというウルトラCを見せた選手。トップ下として大きな活躍を見せた。昨年は突如バルセロナに加入するも、全く出場できなかった。

FW:ズラタン・イブラヒモヴィッチ

このシーズン14ゴールを決めスクデット獲得に大きく貢献。その一方で終盤は出場停止を繰り返す形となり、最後の6試合で出場したのはこのローマ戦のみ。そして現在もミランでプレーする。

FW:ロビーニョ

このシーズンはイブラヒモヴィッチ、パトと並んで14ゴールを決める活躍を見せた。ただこれを最後に調子を落としてしまい2015年に退団し、中国やトルコを渡り歩くことに。現在はイスタンブールBBに所属している。

サブ:マッシモ・アンブロジーニ

地味すぎるミランの名選手。1995年から所属し続けていたが、2013年にフィオレンティーナへと移籍して次年度に引退。その後は解説者として『Sky Italia』で活躍している。

サブ:アレシャンドレ・パト

ミランで度重なる怪我に悩まされた天才FWパトであるが、このシーズンは25試合で14ゴールとコンスタントに活躍した。2013年にブラジルへ戻ってから復活を見せ、現在はサンパウロでプレー。

サブ:マルコ・アメーリア

ミランに加入して1年目だったアメーリア。アッビアーティのサブという立場となり、4試合のみの出場だった。今季はセリエDのヴァステーゼで監督を務めたが、1月に解任されている。

サブ:ダニエレ・ボネーラ

パルマ時代には中田英寿とともにプレー。ミランには2006年から所属し、このシーズンは16試合に出場した。昨年ビジャレアルで引退し、現在はミランのアシスタントコーチに。

サブ:マリオ・ジェペス

ネスタが後半戦怪我のためにしばしば離脱しており、その代役となったのがコロンビアの重鎮ジェペスだった。2016年に引退後は指導者となり、2016-17シーズンにはデポルティーボ・カリの監督を務めた。

サブ:アンドレア・ピルロ

このシーズンが契約最終年度で、17試合にしか出場していなかった伝説のレジスタ。これを最後にフリーでユヴェントスに移籍し、次年度はスクデットをミランから奪い取ってみせた。昨年指導者ライセンスを取得しており、来季はユヴェントスのU-23で監督を務めるかも?と言われている。

サブ:アントニオ・カッサーノ

ローマでブレイクしたあとレアル・マドリーで失敗し、サンプドリアで復活してミランにやってきた…が、それほどインパクトは残せなかった。現在はメディアで時々面白いことをいう人として活躍。

© 株式会社ファッションニュース通信社