軽症者用の宿泊施設募集 長崎県、1棟単位など3条件 23日まで

 長崎県は16日、新型コロナウイルスの感染拡大に備えた医療提供体制・療養体制の整備を目的に、軽症者らを受け入れる宿泊施設の募集を始めたと発表した。23日まで。
 県生活衛生課によると、県内の宿泊施設で▽1棟単位で借り上げ可能▽洋室50室以上(離島地区は20室以上)▽各部屋に風呂とトイレを完備-の三つの条件をすべて満たした施設が対象。応募した施設の中から適否の判断、借り上げの条件などを調整した上で選定する。
 借り上げた施設は県が運営。保健師や看護師を配置し、食事は弁当の提供などを検討している。軽症者らの受け入れ開始は、感染者の発生状況や医療施設の状況で判断する。
 同課は「県内で千床分の確保が目標。最終的には八つの二次医療圏で1カ所ずつ施設を確保したい」としている。応募方法は県のホームページにある調査票に必要事項を記入し、メールで提出。問い合わせは同課(s16060@pref.nagasaki.lg.jp)。

 


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