諫早市議会が対策本部 コロナ影響把握 諫早市に提言

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、諫早市議会議会運営委員会は16日、議員が市の対策本部と連携、支援する市議会対策本部を設置することを決めた。田川伸隆議長が本部長となり、議員が収集した市民生活や経済情勢を集約した上で、市などに要望や提言する。
 市内でも先月からイベントなどの中止が相次ぎ、花きなどの価格下落や飲食店の利用者減などの影響が出ている。市内で新型コロナウイルス感染症患者が確認され、予防対策や相談態勢に関する広報充実を望む声が上がっている。
 市議会は2016年、災害時の議員の役割を定めた災害対策支援本部設置要綱を制定。今回、同本部を設置する状況に相応するとし、対策本部を設置する。
 議運では「スピード感を持って対策を進めるべき」「専決処分も含めた緊急経済対策を市に求めてほしい」「市民の不安は大きく、市の動きを伝えることが必要」との意見が出された。

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