「ベスト・オブ・ベスト」を決めるシミュレーションが開催決定

メジャーリーグの歴史上、最も優れているのはどのチームなのだろうか。この問いに明確な答えはない。しかし、シミュレーション・ソフトの「Out of the Park Baseball」を使用して「ベスト・オブ・ベスト」を決める戦いが行われることが決定した。30球団の「オールタイム・チーム」のほか、ニグロリーグの選抜チームと25歳以下の現役選手による選抜チームが参戦し、合計32チームによるトーナメント戦で「ベスト・オブ・ベスト」が決定される予定となっている。

トーナメントはアメリカン・リーグとナショナル・リーグに分けられ、ニグロリーグの選抜チームはア・リーグ側、25歳以下の現役選手による選抜チームはナ・リーグ側に参戦。各ラウンドとも4勝先取制で勝者を決める。なお、シード順はワールドシリーズ制覇の回数、リーグ優勝の回数、ポストシーズン出場回数、レギュラーシーズンの通算勝率に基づいて決められており、各リーグに追加された特別チームは第8シードとなっている。

「ベスト・オブ・ベスト」を決める戦いは日本時間4月21日からスタートし、最初の1週間で第1ラウンドと第2ラウンドを開催。翌週に準々決勝と準決勝が行われ、日本時間5月5日と6日の決勝戦で「ベスト・オブ・ベスト」が決定する。シミュレーションに使用する各選手の能力値は、キャリアでベストの3シーズンの平均値を使用して決定される。

各チームは投手11人、野手15人の26人ロースターとなっており、指名打者制を採用。メジャーリーグ公式サイトの番記者が選出した各球団の「オールタイム・チーム」は、殿堂入り選手が185人、MVP受賞者が115人、サイ・ヤング賞受賞者が61人(通算511勝のサイ・ヤング自身もレッドソックスの一員として参加)、新人王受賞者が67人も含まれる豪華な顔ぶれとなっている。

ベーブ・ルースはランディ・ジョンソンから本塁打を打てるのか、マイク・トラウトとタイ・カッブはどちらがより優れた中堅手なのか、ニグロリーグの伝説のスター選手たちはどのような成績を残すのかなど、多くの野球ファンが楽しめる企画となりそうだ。なお、各チームのロースターは、のちほど別の記事で紹介する予定なので、ぜひそちらをチェックしていただきたい。

© MLB Advanced Media, LP.