県内初 重機搬送車を配備 四日市市消防本部

大規模な土砂災害などに緊急消防援助隊として被災地に派遣される重機車両が、三重県内で初めて四日市市消防本部に配備され、17日に訓練が公開されました。

東日本大震災をきっかけに、消防庁が全国の都道府県への配備を進めてきたもので、県内で初めて配備されたのは土砂やがれきなどを取り除くことができる重機とクレーン付きの重機搬送車の2台です。

重機の先端部分は土砂を掻き出すバケットのほか、鉄筋も切ることができるカッターやがれきを掴める装備などに付け替えることができ、遠隔操作も可能になっています。

また、搬送車には土砂などを運搬するベルトコンベアーも装備されています。

四日市市消防本部では6人の職員が重機運転の免許を所得し、災害が発生した場合は要請を受けた地域に派遣されることになっていて、人力に頼っていた被災現場での迅速な救助が期待されます。

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