長野県内で新たに2人の「新型コロナウイルス」感染者が発生しました。北信保健所管内で初の感染者も確認されました。
感染が確認されたのは、木曽保健所管内の60代女性と北信保健所管内の60代男性です。
木曽保健所管内の60代女性は、15日に感染が確認された60代男性の妻で、きのう感染が判明した小学生と東京在住で帰省している30代女性の家族です。女性は、11日に倦怠感を訴え、15日、家族の「濃厚接触者」としてPCR検査を受けましたが、その時は陰性でした。16日に息苦しさを感じ、感染症指定医療機関を受診し入院、検体を採取しました。そして、きょう「陽性」が判明しました。
北信保健所管内の60代男性については、東京に住む息子が6日から12日に帰省し自宅に滞在していました。その後、東京に戻り、15日に「陽性」が判明しました。16日に新宿保健所から北信保健所に連絡があり、男性の症状をうかがったところ、13日に37度~38度の発熱があったということです。きょう、検査の結果、「陽性」が判明しました。北信保健所管内では初の感染者となります。
県は、2人の「行動歴」や「濃厚接触者」について調べています。
長野県内ではきのう16日、6人が「新型コロナウイルス」に感染したことがわかり、小中学生の感染も初めて確認されました。
きょう2人の感染が判明し、県内の感染者は累計で47人となります。(4人退院)
また、緊急事態宣言を受けて、県は17日夕方、対策本部会議を開き、県民に外出の自粛、県域をまたいだ移動の自粛を強く求めることなどを確認しました。飲食店などへの休業要請については、現段階では見送り、引き続き「3密」を防ぐことなどを求めています。