「福餅」でコロナに負けるな 創業90年の和菓子店が発売

宮田屋が新たに販売を始めた福餅=三浦市三崎

 餅を食べて新型コロナウイルスに負けない免疫をつけよう─。創業約90年の和菓子店・宮田屋(三浦市三崎)が、力餅とも呼ばれ栄養価が高い大福をつぶして香ばしく焼いた「福餅」を今月発売。4代目の川名大介代表(42)は「外出自粛で不安かもしれないが、自宅で福餅を食べてゆったりとした時間を過ごして」と呼び掛ける。

 甘さ控えめの自家製粒あんが入る福餅はやわらかく歯応えがある。高齢者や子どもでも食べやすい直径7センチ、厚さ1センチほどのサイズで、桜の塩漬け入りと旬のよもぎ入りの2種類の味を販売している。

 コロナ禍が続く中、「皆の力になれるものを」と福餅を開発した。緊急事態宣言期間の5月6日までは100円(通常150円)とし、宣言が延長されれば割引も延長する。

 午前7時半~午後5時。月曜定休。宅配は要相談。問い合わせは、同店電話046(881)3519。

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