「病気でも寝たきりでも人生は楽しめる! 」"寝ながら"獣医さんの「闘わない」闘病術が書籍化!

「病気と闘わない! 仕事、結婚、子育て…完治しない病気だから気付けた本当の幸せの見つけ方」

難関の獣医師国家試験に合格、 そして結婚、 出産、 子育て…、 完治不可能とさえ言われる難病「慢性疲労症候群」に苦しみ、 外出は車椅子、 家ではほぼ寝たきりという生活を余儀なくされながらも、 人生を謳歌し続ける著者が会得した究極のライフハックをまとめたエッセイが4月17日より発売されます。

「治らない病気だって人生は楽しめる!」

夢だった獣医師のキャリア、 結婚、 出産、 そして子育て。 完治は難しいとされる病「慢性疲労症候群」を患い、 外出は車椅子、 家に帰ればほぼ寝たきりという生活を送りながらも、 つぎつぎと夢を叶えた著者が見つけた人生を楽しむ秘訣。 それは一見後ろ向きにも聞こえる、 良くなることを「諦める」ことだった…。

重い病気を抱えながら仕事や育児に取り組む中で見い出した、 具体的な生活の工夫から人生のやりがいを見つけるコツまで、 著者が唱える“闘わない”闘病術から得られた実践的なメソッドを盛り込んだ本書は、 読むだけで前向きに生きる気持ちが湧いてくる一冊です。

・料理、 洗濯、 掃除…完璧を「諦める」と「ありがとう」が増える法則

・難病でも獣医師国家試験に受かる! 努力/根性に頼らない勉強術

・物わかりのいい人は今すぐ辞めて、 自分を肯定しよう!

・出来ない、 嫌だ、 辛い…思ったことは全部口に出す

・無理に「前向き」でより「元気に後ろ向き」がいいときもある

・困ったときは、 動物みたいに「今やりたいか、 やりたくないか」で判断する

・苦しくても、 独りぼっちでも落ち込まない秘技

・「マジ、 辛い、 死ぬーー!」後ろ向きな言葉は大声で!

・どうせ逃れられないなら、 痛みを全身で味わい尽くす

著者の言葉の数々には、 20年以上にわたり病気と向き合いながら獲得してきた偽りのない想いが込められています。 同じような病気に悩む方はもちろん、 患者を支えるご家族にもぜひ読んでいただいて一緒に元気になっていただければ幸いです。

こんどうなつき(著者)

難病を患いながらも現役の獣医師として活躍する、 車椅子ときどき寝ながら獣医さん。 中学生の時にかかったインフルエンザがきっかけで、 その後、 長きにわたって原因不明のさまざまな症状に悩まされることに。 日々だるさが取れず、 極度の疲労、 高熱、 体の痛み、 血の気が引くような頭痛、 めまい、 腹痛など、 多種多様な症状に苦しめられ、 いくつもの病院で診察を受けるものの結果はいつも異常なし。 医師からは「ストレスでしょう」「気のせい」、 さらには「甘えている」とまで言われ、 肉体的な痛みに加えて、 病気と認めてもらえないことで精神的にも辛い日々を送ります。

発症して20年目の春にようやく「慢性疲労症候群」という病と判明するも、 根本的な治療が難しいとされる難病のため、 以降も外出時は車椅子、 家ではほぼ寝たきりという生活は変わらず。 重い病気と共に生きざるを得ない過酷な日常の中、 著者は病気の根治を最優先の目標としない「闘わない闘病」メソッドを確立。 夢だった獣医師のキャリア、 結婚、 出産、 そして子育てと、 周囲の助けを借りながらも本当にやりたいと思ったことはすべて叶えていき、 いまもその夢は広がり続けていると言いいます。 本書ではそんな著者が提唱する、 病気と共に生きながらも毎日を生き生きと過ごせるライフハックの数々を披露しています。

慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)

この病気の中核症状は、 日常生活における最小限の活動や簡単な知的作業などによってさえ、 著しく急激に症状が悪化して身体が衰弱し、 回復が非常に困難なこと。 中核症状の他に、 睡眠障害、 頭痛・筋肉痛、 思考力・集中力低下、 筋力低下、 起立不耐性、 体温調節障害、 光・音・食物・化学物質等への過敏性などの症状が長期にわたり持続し、 社会生活が送れなくなる神経難病。

(中略)ほとんどの患者は通常の日常生活が送れず、 職も失い、 経済的に非常に困窮している。 慢性疲労症候群という病名ゆえに疾患の深刻さが矮小化され、 ほとんどの医療関係者が「疲労の病気=怠けている」と思い込んでおり、 患者たちは偏見と誤解に苦しんでいる。 指定難病の対象疾患からも、 障害者総合支援法の対象からも外れており、 介護が必要な状態でも福祉サービスが受けられないために、 必要な休養を取ることが出来ずに症状が悪化。 専門医がほとんどいないために、 診断すら受けられない人が日本中に数多くいる。

(※NPO法人筋痛性脳脊髄炎の会HPより抜粋)

© 有限会社ルーフトップ