オオイタサンショウウオが初めて産卵

 ◎…元気に成長して―。宮崎市田野町甲の小手川利彦さん(67)が14年間飼育するオオイタサンショウウオ=写真=が3月初めて産卵。4月上旬にふ化し、幼生約100匹が育っている。
 ◎…2006年、同町の林道のわだちから卵約100個を採取した。幼生2匹だけが順調に生育し成体になったが、卵を産まないことから両方とも雄と思い込んでいたという。
 ◎…通常は誕生して3年目から産卵するが、なぜ10年以上たって産卵したのかは不明。小手川さんは「工夫しながら育て生態を研究したい」と、育ての親としての自覚を強くしている。

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