コロナショックで2月後半から日経平均が大幅下落をしましたが、このような相場で優待株を狙うにはどうしたらいいのか悩む人は多いと思います。多くの企業が外出自粛で売上に大きく悪影響が出はじめていますが、仮にコロナウイルスの蔓延が収束に向かえば業績が回復してくる銘柄もあるはずです。長期保有することを前提に、コロナウイルスが収束した際の見通しも含めて株式投資を検討してみるのはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは時価総額が1,000億円以上と大きく、最低投資金額が50万円以下の銘柄を昨年の松井証券店内の人気ランキング順に並べたものです。時価総額が大きいということはそれだけ倒産リスクが低いということに繋がります。ぜひ参考にしてみてください。
ガスト、バーミヤン、ジョナサン等で使える！
【すかいらーくホールディングス（3197）】
ガストなど約3,000店舗のファミリーレストランを全国に展開している企業です。購買から生産、物流までを自社で行う垂直統合型のサプライチェーンを採用しています。
自社店舗で利用できる3,000円相当の株主優待カードがもらえます。500円単位で割引できますので、数回に分けて使える点が嬉しいですね。対象のファミリーレストランが全国にたくさんある点も魅力です。こちらの優待はテイクアウトもOKですが、宅配では利用できませんのでご注意ください。
バリューセットをまるまる優待券で
【日本マクドナルドホールディングス（2702）】
世界的ハンバーガーチェーンの『マクドナルド』を日本で展開しています。チェーン全店売上高、時価総額ともに外食業界トップになっています。
バリューセットのバーガー類、サイドメニュー、ドリングがそれぞれ引き換えられるクーポンがもらえます。6枚ずつということは6回分のセットが食べられるということになりますね。サイズのある商品はS・M・Lから選べますのでとてもお得感があります。
ホンダ好きは要チェック！
【本田技研工業（7267）】
四輪事業では日系四輪車メーカーの中で第3位の世界生産規模です。二輪事業では世界の先駆けであり最大手の企業です。
本田技研工業の株主優待は年3回の権利確定がありますが、6月は株主視察会として事業所の視察会やレース・イベントのほか、カレンダーのプレゼントがあります。こちらは長期保有特典がありますし、3月と12月の優待はまた内容が違いますので、長く保有することを検討してみてもいいかもしれませんね。
運動不足解消の手助けに
【アシックス（7936）】
シューズを中心にスポーツウエアやスポーツ用品を製造販売する大手の総合スポーツ用品メーカーです。傘下のスポーツ工学研究所での研究開発に基づき商品設計を行っています。
アシックスの自社直営店舗や通販サイトでの割引が優待となっています。割引券は1枚につき購入金額1万円まで使用可能、通販サイトの割引は有効期限内において10回まで使えます。これはとてもお得ですね。最低投資金額が10万円を切っている点もポイントです。
家計にうれしいホームセンターの優待
【ジョイフル本田（3191）】
関東圏を地盤にホームセンターを展開している業界大手の企業です。売場面積が広く、自前のスポーツクラブ、車検・タイヤセンターなどを併設しています。
自社店舗15ヵ所のほか、Pet’s CLOVER、本田屋、ひたちなかファッションクルーズ内の各店等で使える商品券がもらえます。お米と引き換えることもできますので、店舗が近くにない人でも安心です。こちらは権利付最終日が6月17日となっていますのでご注意ください。
6月の株主優待は120銘柄ほどあります。今回ご紹介した銘柄も、多くはコロナウイルスによる悪影響を受けていますが、今後ウイルスが収束した際の状況を予想しながら銘柄を探してみてくださいね。
証券会社に口座を持っている人であれば、アナリストレポートが無料で見られることもありますので、参考にしてみてください。
※上記は6月優待銘柄の中で時価総額が1,000億円以上かつ最低投資金額が50万円以下の銘柄のうち、昨年松井証券店内での現物買越人数の多かった上位5銘柄です。（継続保有が条件の銘柄、不動産投資信託、金融機関を除く）
※優待内容は株主優待取得に必要な最低購入株数、および保有期間の場合のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
