小池都知事、感染拡大防止へ「もう一段の協力を」

東京都の小池知事は4月17日の定例会見で、緊急事態宣言の中で再び週末を迎えることに対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、改めて外出の自粛や休業要請などへの協力を呼び掛けました。

小池知事は会見で「7日の緊急事態宣言後、都民や事業者に外出自粛や施設休業など協力いただいているが、国も『緊急事態を1カ月で終えるためには、極力8割の接触削減を実現しなければならない』として、一段と協力をという国からの呼び掛けもある。まだまだだ。ぜひとも引き続き、協力をお願いしたい」と述べました。また、再び週末を迎えることに対し「先週もそうだが、大きな繁華街では人の流れはかなり抑えられた」と感謝した上で、スーパーマーケットなど日常生活の場で「3密」をつくらないよう協力を求めました。

小池知事は自身の支援者がコロナウイルスに感染して死亡したことも明らかにし、「一言で言うと、泣いた。悲しい。ご家族も火葬にも立ち会えない、コロナのいやらしさを非常に強く感じた。日本での死亡例は他国に比べれば少ないが、そこには1人1人の人生がある。コロナで亡くなることをぜひ防いでいきたい。協力いただかないと何も始まらない。1人でも亡くなる人を減らしたい、重症・重篤の患者を減らしたい、医療崩壊を防ぎたい。その思いがより一層強くなった」と、感染防止への強い思いを語りました。

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