長崎県営スポーツ施設臨時休業 来月6日まで

使用不可となった県営ビッグNスタジアム。3月1日のプロ野球オープン戦は無観客で行われた=長崎市

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、県立総合運動公園(諫早市)など長崎県営のスポーツ施設は18日から臨時休業している。緊急事態宣言が全国へ拡大されたことを受けた措置で、5月6日までの予定。
 同公園担当の県道路維持課によると、公園内のトランスコスモススタジアム長崎は3月、陸上競技場としての利用者はゼロ。一方、補助競技場やテニスコートについては“3密”を避けるなど各利用者で対策を取ってもらうことを前提に制限を設けていなかったが、緊急事態宣言の拡大を機に利用不可にした。こうした措置について同課は「改修時などを除き、1973年4月の開設以来初めてではないか」としている。
 このほか、県立の百花台(雲仙市)、西海橋(佐世保、西海市)、田平(平戸市)各公園内の有料施設も供用を中止している。
 長崎市の県立総合体育館、県営ビッグNスタジアムも同様に5月6日まで臨時休業する。両施設は3月2日から高校生を含む18歳以下の使用を禁止していたが、一般にも拡大させた。県体育保健課は「感染拡大防止に向けてはやむを得ない」と理解を求めている。

 


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