コグネックス、ディープラーニングを搭載した工業用スマートカメラ「In-Sight D900」を発表

マシンビジョンと工業用バーコードリーダのサプライヤであるCognex Corporation(以下、コグネックス)はIn-Sight D900エンベデッドビジョンシステムを発表した。In-Sight D900は、ディープラーニングアプリケーションを実行するために設計されたIn-Sight ViDiソフトウェアをIn-Sight工業スマートカメラに内蔵したビジョンシステムである。この組み込みソリューションを使用することにより、ファクトリーオートメーションを採用している企業は、従来のルールベースのマシンビジョンツールでは展開が難しく人による検査では困難な光学文字認識(以下、OCR)、アセンブリ検証、欠陥検出アプリケーションを容易に解決できる。詳しい特長は以下の通り。

  • In-Sight ViDi読み取りツールで難しいOCRアプリケーションを使用可能に
  • In-Sight ViDi チェックツールでアセンブリ検証を行う
  • In-Sight ViDi 検出ツールで複雑な欠陥検出タスクを分析する
  • カスタマイズ対応ビジョンシステムの実装

In-Sight D900を活用することで、自動車、家電製品、消費財、包装、食品および飲料、医療機器、ロジスティクスなど、さまざまな業界にわたる複雑な検査アプリケーションの自動化に貢献できる。コグネックスのビジョン製品担当上級副社長のJoerg Kuechen氏は「先進的な各メーカーは、目視やルールベースの画像処理では複雑すぎ、かつ時間も費用もかさむ検査の課題解決にディープラーニングビジョンを取り入れつつあります。当社のViDiディープラーニングソフトウェアをIn-Sightに搭載したことで、お客様は非常に複雑な外観検査でも、迅速、簡単、そして経済的に解決できます」と述べている。

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